吉田 康夫さん 阪神タイガース バッテリーコーチ
親が建築業を営んでおり、野球が強いと評判の高校であったため、日大東北高校を選びました。高校時代は、実家の鏡石から毎日電車で通っていました。当時は3時間に1本しか電車がなかったので大変でした。
もちろん野球に打ち込んでいました。その分、ほとんど勉強は・・・。
やはり野球部の監督であった小林直喜先生ですね。先生の助言で、2年生の時に内野手から捕手に転向しましたが、それがなかったらプロになるまで野球を続けていたか分からなかったですね。
「粘り強さ」ですね。小林先生がことある毎に「日大東北高校は粘り強い、決してあきらめない」と言っていました。
僕の中には今でもその言葉が残っています。
恩師である先生や仲間との出会いですね。特に先生方には何から何まで親身になって面倒をみていただきました。これが母校、そしてふるさと東北のいいところだと思いますね。
学食にはよく行っていましたね。弁当は2時間目の休み時間には無くなっていましたからね。当時一番安かった110円の「わかめラーメン」やジャムとマーガリンが塗ってあるパンをよく食べていましたね。
阪神タイガースの2軍バッテリーコーチとして若手育成を担当しています。コーチは選手が伸び悩んだときの指導が一番大切です。プロになった才能があるので伸びるときは勝手に伸びます。しかし、伸び悩んだときにこそ、指導する意味があり、更なる才能を引き出す指導の力が必要だと思います。
選手時代は関西弁と関西のボケ・つっこみに慣れるまでが大変で、しばらくの間無口になっちゃいました(笑)。
コーチとなった今、高校時代に学んだ「粘り強く、根気強く」を大切にした指導を心がけています。
日大東北高校に入っていなかったら今の自分はなかったと思います。昔から面倒見のいい先生が多くそろっていると評判の学校で、今も同じと聞いています。
「夢をつかむために、前進あるのみ」
皆さん、がんばってください!
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