日本大学東北高等学校ホームページトップ > 進路状況 > 卒業生インタビュー > 許田 典男さん
許田 典男さん
許田 典男さん 日本医科大学 武蔵小杉病院 病理部 助教
日本大学東北高校に進学した理由をお聞かせください。
兄も日大東北高校の卒業生でしたし、特進科(Ⅱコース)は進学指導に力を入れていると聞いたからです。医学部への進学を目指していましたので、進学に特化した特進科がぴったりだと思いました。詰め襟が嫌いだったというのも実はすこしあります。
高校時代に一番打ち込んでいたことは?
勉強ですね。Ⅱコースでは本当に朝から晩まで勉強しました。放課後も補習を受けたり、自学自習をしたり、土日は模擬試験を受けたり。Ⅱコースは難関大合格を目指すコースですから当然なのですが、医学部への進学を目標に据えて1年生の時から意識して勉強するようしていました。でも、テストが終わった後などは、友人とカラオケに行ったり、遊びにも行ったりもしました。
日本大学東北高校で学んだ事は?
努力をしないと成績・結果はついてこないという事です。やっぱり勉強は量も質も大事だと痛感しました。
日本大学東北高校に通って良かったなと感じるところはどんなところですか?
特進科ということもあって、同じような進路を目指す友人がたくさん周りにいたことが良かったと思います。いい友達に恵まれて、今でも結婚式に呼んだり呼ばれたり、交流がある友人が何人もいます。私と同じように医学部に進んだ友人もいます。
それから、勉強をする環境としては、職員室が教室のすぐ隣にあるので、分からないところをすぐ先生に質問することができて、勉強しやすい環境でした。先生方もいつでも嫌がらずに教えて下さいました。お陰で無事現役で日本医科大学医学部に進学することが出来ました。
日本大学東北高校の先生で印象に残っている先生は?
Ⅱコース担当の先生方はキャラが濃い先生方が多くて、先生方全員を覚えています。3年間担任をして下さったA先生はとても面白い方でしたし、数学のW先生はいつも熱い授業をして下さりました。世界史のT先生は落語家みたいな方で、授業がとても楽しかったのが印象に残っています。
現在はどんなお仕事をされているのですか?
日本医科大学付属武蔵小杉病院の病理部という部署で病理医として働いています。病理とは聞き慣れない科と思いますが、直接患者さんは診察せず、臨床医が患者さんから採取した組織を顕微鏡などで調べて診断をします。脳腫瘍・胃がん・大腸がん・肺がんから白血病、皮膚の病気まで、頭から足の先まで全身の様々な病気の診断をしています。私たちの診断結果に従って内科や外科の医師が治療方針を立てることになりますので、地味ですが非常に大切な仕事です。また、不幸にして亡くなられた患者さんの解剖を行って、死因を究明したり、それまでの診療行為を臨床医と一緒に見直したりします。そういった意味でドクターオブドクターと呼ばれたりもします。
今のお仕事で、高校時代に学んだことで活かされていることはありますか?
勉強の仕方や、勉強する習慣が身についたこと、勉強が苦ではなくなったことですね。医学部入試は確かに大変でしたが、医学部に入ってからの勉強も大変でした。国家試験に向けての勉強も大変でしたが、さらに卒業してからの勉強がもっと大変です。医者の仕事は「一生勉強すること」だというような言い方もされるくらいです。ですから、それに対しての勉強の仕方や、勉強をあまり苦と思わなくなったというところが大きいと思います。
日本大学東北高校を目指している中学生にメッセージをお願いします。
日大東北高校は非常に熱心な先生が多い学校です。私立ということもあり、生徒一人ひとりに対して色々ときめ細かく、丁寧に指導してくれます。生徒一人ひとりが目指す目標に向けて、生徒たちの力をしっかり引き出してくれる学校です。